広報レポート★思わず行ってみたくなるシリーズ第❶弾
「“世界一愛されるロケット発射場” 内之浦宇宙空間観測所に行ってみた」

2022年5月某日。
急がず慌てず心の余裕と運転免許証を持ち、内之浦宇宙空間観測所へお邪魔させていただきました。
先人たちが掲載した記事をちゃっかり使わせていただきつつ、ここでは他であまり紹介されていない「ミドコロ」をご紹介いたします。
 
🛫行き方はこちら ➡内之浦宇宙空間観測所 アクセス
 
🚙道中の様子などはこちら ➡めざせ!内之浦宇宙空間観測所!(2018年記事)
 
さて、内之浦宇宙空間観測所がどんな所か詳しく説明…がされているページがあるのでこちらをご覧ください。
➡内之浦宇宙空間観測所 概要
 
事前にどんな施設なのか調べてみると

えっ…よくわからない…。
でも大丈夫です。受付でよくわかる見学マップをもらうことができます。

一番奥の「衛星ヶ丘展望台」は「ほしがおか」と読むのだそうです。 洒落てて悔しい。

霧がかかっていましたが、打ち上げLIVE中継で良く見る「イプシロンロケット打ち上げ場」を眼下に見ることができました。

「衛星追跡センター」 雨宿り可能な休憩場所はパラソルではなくかつての副反射鏡の台座! これぞ利活用!!📡 こういうのも羨ましい。

「人工衛星「おおすみ」打ち上げ記念碑」と「糸川英夫博士の像」

糸川博士の腕時計の時間は「おおすみ」の打ち上げ時間に合わせてあるそうです。ちなみに13時25分。 こういう何気ない演出がニクイ…。
人工衛星「おおすみ」の詳しい情報はこちら。 ➡人工衛星「おおすみ」

「宇宙科学資料館」の手前にかかる2つの橋。「美宇橋」と「五運橋」。

「美宇橋」はMu(ミュー)シリーズロケットにちなんでMu(ミュー)橋と呼ばれています。

「美宇橋」の隣りに架けられた「五運橋」は、「美宇橋」ではM-V型ロケット各部が通過する際の重量に耐えられないということで架けられたそうです。M-V(エムゴ)を運ぶので「五運橋」。

さて、「宇宙科学資料館」。 「ゆくさ おさいじゃったもした」を横目に見つつ、webで意味を検索しつつ入館。 鹿児島弁で「ようこそ・おいでくださいました」だそうです。

この「宇宙科学資料館」、ノスタルジックな気分を味わえるだけの資料館じゃないのです! 展示物一つ一つがスゴすぎて…ひっそり本物がたくさん紛れて展示されているところが内之浦の奥ゆかしさ。

「日本初の人工衛星の打ち上げが連続して失敗し、国会や新聞テレビで叩かれる日々が続いた。「先生方を励ましたい一心で、『今度こそ成功しますように』とお宮参りをしたり、千羽鶴を折って贈ったりするようになりました」と、内之浦婦人会の皆さんが現在も打ち上げの度に千羽鶴を折って祈願してくださっているそうです。
「イプシロン管制センター」にも最新の千羽鶴が飾られておりました。

ペンシルロケットが本物だったり、あんなモノが寄贈されてたりとかなり興奮しました。 全体的に黒と赤の配色でまとめられており、落ち着きつつもミステリアスな印象の資料館です。

内之浦へ来たならこちらもぜひお立ち寄りいただきたい「肝付町役場内之浦総合支所」。 肝付町役場内之浦総合支所の1階に、イプシロンロケットや打ち上げた衛星の模型の展示をはじめ、筑波宇宙センター企画展で制作したものも展示していただいておりました! 感謝(-人-)

 
肝付町に入った時点で町をあげての「愛されている感」を感じられると思います。 小学校や消防署、公園なども宇宙に絡めたモニュメントや案内表示であふれており、どこに行っても応援していただいている気持ちが伝わってきて感動いたしました。
 
さて、他ではあまり触れていない「ミドコロ」をご紹介してまいりましたが、見学については肝付町観光協会さんが公開しているページの方が美しくわかりやすいので、こちらをご参照くださいませ。
➡肝付町観光協会「JAXA内之浦宇宙空間観測所」

こちらもあわせてお読みください
 
日本の宇宙開発の歴史[宇宙研物語] 第2章 内之浦の登場
 記念誌「内之浦宇宙空間観測所の50年」

ページ上部へ戻る